超伝導体による永久磁石の浮上


カップヌードルの容器の中には、液体窒素で77K(-196度)まで冷やさ れて超伝導状態になっている、Y系酸化物超伝導体が入っています。 その下で永久磁石が釣り下がっています。

どうしてこんなことが起こるのでしょうか?

解説は後日書く予定です。電子回路による制御系は必要としません。これ自身で安定に吊り下げることができます。神様は面白いものを作ってくださいました。


映像をつけてみました。

ちょっと斜めになってそのまま安定して回転する磁石 mpeg 2.4Mbyte

磁石を水平にしてみました。 mpeg 1.9Mbyte


リクエストがありまして、磁石をカップヌードルの容器から離した らどうなるのか実験して欲しいということでした。早速やってみま した。以下のようになります。

水平になっている磁石を斜めにしたらどうなるのかpart1です。 AVI 3.2Mbyte

水平になっている磁石を斜めにしたらどうなるのかpart2です。 AVI 2.4Mbyte


ちなみになぜカップラーメンなのかというと、カップラーメンのデ ザインって九州工業大学を卒業された大先輩である、大高猛さんが されたものだからです。日本万博博覧会シンボルマークも関西国際 空港キャラクターマークなどもデザインされています。

中国で買ったおもちゃです。日本でも売っていると思います。通常 の永久磁石を組み合わせて浮上ができるものです。

回転しながら浮上するおもちゃ QuickTime 3Mbyte

回転しながら浮上するおもちゃ mpeg1 2Mbyte


撮影風景


大人でも浮上できる超電導磁気浮上セットを導入しました。(2009年4月20日)

人間浮上できる超電導磁気浮上セット

人が乗ったところ(動画) AVI 2.3Mbyte


5つの超伝導体の上に永久磁石が浮上している状態から、永久磁石を持ち上げてみました。(2009年12月28日)

永久磁石を持ち上げてみる(動画) AVI 1.3Mbyte

さらに、ひっくりかえしてみました。(2009年12月28日)

ひっくり返してみた。(動画) AVI 1.3Mbyte

磁石が廻っていることを分かりやすくするた めに、釘をくっつけています。液体窒素はあらかじめこぼしておきました。 冷やすときに、磁石を近づけた状態で冷やすと、磁石の磁束線が超 伝導体を貫いた状態で超伝導状態になるので、磁力のバネの力が大 きくなります。


研究内容紹介で磁気浮上を紹介しました。

小田部研究室紹介のビデオはこちら(3分くらい?)


大学案内ムービーで超伝導磁気浮上を紹介しました。(2010/07)

平成22年7月4日TVQで「踊るキャンパスライフ 〜九工大は地球を
救う!?〜」という番組が放映されました。その時の映像を下記
のリンクから見ることができます。

大学紹介ムービー 世界を救う!?九工大の研究 


国立大学54工学系学部ホームページに記事が掲載されました。(2017/02)

国立大学54工学系学部ホームページというのがあります。大学の広報室からそこへの記事を依頼されたので、浮上実験のビデオをとり、記事をまとめました。

超伝導体による永久磁石の浮上
国立大学54工学系学部ホームページ おもしろ科学実験室(工学の不思議な世界)


リンク

田中先生の 電子回路による磁気浮上のページ

中国で買ったおもちゃの製作所のホームページ